連帯を生み出そう
 ~反抗的人間~

カミュは『反抗的人間』(1951年)の中で、全体主義への警戒は個々の生に立脚すべきで、生に根差した反抗が連帯を生むと言っています。

われ反抗す、ゆえにわれらあり。


自分の中学から高校にかけてを振り返ると、体制への反抗が学校という不条理(自分にとっての)の前に挫折を繰り返してきたと思います。それが行われるたびに反抗を共有する友達ができました。恐らく、社会人になってからも同じです。とにかく何かに反抗していた。


歳をとっていくにつれて一緒に反抗した彼等との共同性が自分の中で肯定されます。それは彼等との会話が継続しているからです。60数年生きてふり返ってみると、なかなかいい人生だと思う。