CASE 07

クロスボーダーPMI(Post-Merger Integration)
米系ハイテク製造業 日本企業買収後の新会計業務プロセスの整備と本社情報システムの展開

BEFORE背景・目的

日系電気大手数社の統合により設立した本企業は、工場ごとに異なる業務プロセスと情報システムを持ち、取引先もほとんどが国内であった。
米系上場企業による買収は晴天の霹靂であり、米国会計基準への移行、米国本社方式の管理会計への変更、米国本社会計システムの導入等が急務となった。
日米双方が業務やシステムの違いに対し認識合わせを行い、日本の現状業務プロセス、米国の業務プロセス、米国の情報システムの三者のバランスをとりつつ、日本法人の新規業務プロセスと情報システムの構築が行われた。
本プロジェクトにおいて、ibgはプロジェクト管理を担当した。

AFTER成果・価値

合併後初の日米協業プロジェクトであったが、国籍、組織、文化や言語の壁を乗り越え、新システム・新業務プロセスへの移行に成功した。
同時に会計業務の効率化を行い、月次決算業務は15日間から5日間に短縮された。
今後、業務の統合を更に進めていくにあたって、本プロジェクトの成功体験は日米両関係者に大きな自信をもたらした。

PROCESS3つの視点からの取り組み

3つの視点
01  戦略~事業・業務

01戦略~事業・業務

  • 買収後、初の日米協業プロジェクト。
  • 勘定科目等各種マスターの日米間での共通化。
  • 米国会計基準への移行。
  • 決算業務の短縮化。
02  組織・人

02組織・人

  • クロスボーダーのコミュニケーション、ファシリテーション、チェンジ・マネジメントの支援。
03  IT活用

03IT活用

  • 本社SAP FI(会計管理モジュール)、BPC (事業計画、連結)、BI(ビジネス・インテリジェンス)等の米国本社システムを日本法人へ展開。