『今どきの若い子が考えていることが、分からない』
『最近の若者は仕事に対しての情熱が低く、仕事に真剣に向き合ってくれない』
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管理職や経営者がよく言う、若手社員へのコメントです。
『上司は我々に自分(上司)の若い頃と同じ働き方を求めてくるので、やってられない。』
『職場の40代の先輩たちと飲みに行くと、いつも会社や経営者の愚痴を聞かされる。愚痴を言い合って、何が楽しいのか分からないよ。』
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若者も自分より上の世代の考えが理解できないと、よく口にしています。
今回は永遠のテーマ、『世代を超えたコミュニケーション』についてです。
世代間(ジェネレーション)ギャップとは?
上記のような発言の原因の一つは、『世代間(ジェネレーション)ギャップ』でしょう。
広辞苑では『世代(ジェネレーション)』について、以下のように定義されています。
生年や成長の時期によって区別した年代の区切り。共通の時代的経験をもつことによって、そこになんらかの共通の意識、あるいは共通の社会的行動様式が認められる年齢層。また、その人々。ジェネレーション。
<広辞苑より引用>
自分とは異なる意識や行動様式を理由に、異なる世代間で相互理解することを放棄してしまっているのが世代間ギャップだということでしょう。
経験を積み重ねることにより醸成した共通の価値観(意識)や社会的行動様式は、まさに文化ですね。
つまり世代を超えた人との対話は、『異文化コミュニケーション』の一つなので、難しいのは当然でしょう。
世代間ギャップを乗り越えるためには?
異文化コミュニケーションでもある、世代を超えた人との対話。
解決のカギは、異なる民族/人種や異性とのコミュニケーションとも共通するはずです。
世代で一括りにして色眼鏡で見る弊害もありますが、世代毎の特徴を理解しておけば、自分が予測しない言動を相手がとっても心理的な余裕を持つことができるのではないでしょうか。
私が海外で仕事や生活をしていた時も、その国の歴史や文化、そこから醸成されている価値観や行動様式を頭に入れたうえでコミュニケーションを取るように心がけていました。
最終的には目の前の個人に向き合うことが重要なのですが、価値観や言動の違いをある程度事前にイメージしておけたので、予想外の反応をされても冷静に対話できたのだと思います。
日本の世代間のギャップまとめ
ネットで世代間の特徴を調べてみると、大量の情報で溢れています。
それらを参考に、納得感が高かった内容を選んで一枚のスライドに纏めてみました。
このスライドでは世代毎に特徴と仕事観の傾向を纏めています。
(細かな字で読み辛くてすみません、、、 スマホで見ている方は、興味が湧きましたら自宅のパソコンなどで拡大して見てください)
一番大切なのは、その特徴や仕事観を形成した環境(出来事や時代背景)を意識することだと感じています。
時代背景が分かれば、その世代の人の特徴をどのように変えていくかのヒントにもなります。
世代の離れた上司や部下と、このスライドを使ってお互いの特徴を確認しながら、世代ギャップを埋める対話を始めてみては如何でしょうか?
皆さんが相手に思っているというのではなく、このスライドが言っているという風に使えば、相手もあなたに責められているという感覚は和らぐはずです。