自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。
ソクラテス
「ソクラテスの弁明」は高校の時に「読まされる」と思いますが、適切なガイドさえあれば、高校生には格好の教材ではないかと思います。
ソクラテスが言ったのは「無知の知」です。
つまり「自分は、自分が無知である事を知っている」という意味です。
子供でも大人でも私のような高齢者でも「I know that I know nothing」という姿勢でいる事が大事だという事です。
特に10代の頃は自己形成期ですから、何でも見てやろう何でも知ってやろうと、目をギラギラとさせて自分の美意識を構築していくべきです。
人生はテストの試験範囲だけじゃダメという事です。
高校の先生は「ソクラテスの弁明」を生徒に教える意味をどう認識してるのでしょう?
子供たちは、自分が物事を知らない不完全な修行の身であることを十分に自覚して、常に旺盛な探求心を持ち続けてもらいたいものです。