現実的な話

暗い話というのではなく現実的な話をしましょう。


今回の武漢肺炎の件で日本企業の中国依存が想像以上だったことが明らかになりました。中国と
decoupling したくない日本政府や財界の体質を変えないと日本は本当に沈没する可能性があります。
防衛はアメリカ依存、経済は中国依存、バランスがとれていいと片づけるか、それとも国家なき民主主
義の末路だと反省してお花見国会を改めて議論を開始するか?


春節の中国からの観光客をあて込んで各方面で対策が後手にまわりました。東京五輪が中止になっ
たらと考えるのが the worst か? そもそも景気浮揚対策の目玉がインバウンド観光というのがおかし
いのではないでしょうか? 昨年の消費増税は今期3月の企業決算をダイレクトにヒットすると思いま
す。東京五輪後に景気が悪くなる心配をしてたのが、今や五輪が延期になったり中止になるワーストシ
ナリオを考慮に入れる必要が出てきました。

為替を見ても(2月21日現在)日本人が考える以上に世界の金融市場は日本売りに入っていると思い
ます。このまま深刻なデフレスパイラルになるか? 正念場ですね。自己欺瞞やオストリッチになっちゃ
ダメですよ。武漢肺炎終息後のV字回復には何が必要かを視野に入れて下さい。