大公開!コンサルタント育成のフレームワーク

このスライドは、「コンサルタント育成のフレームワーク」として我々が使っているものです。

コンサルタントは、それぞれが専門的なスキルを持って仕事をしているわけですが、一番大事なことは、赤線で囲んだ基礎の部分です。

この「アトリビュート」と「基本スキル」ができていないのに、専門スキルだけあっても、これはコンサルタントとして成功はしません。

そして、これらの基礎的なスキルは、大人になってからでは手遅れであるものが多く、子供のころからの積み重ねによる部分が大きいのです。

例えば、コミュニケーションスキルです。

コミュニケーションスキルは、ビジネスの世界で重要とされており、入社試験でもキーポイントであると言われています。

しかし、企業の面接担当者は、コミュニケーションスキルがどういったことか、ちゃんと理解して大学生を面接しているでしょうか?かなり怪しいですね。

コミュニケーションスキルとは、自分を知り自分を表現し、かつ、相手の立場を理解できるということです。これが大前提です。

最近の言葉では、「KY(空気が読める)」ということかも知れません。

孫氏の兵法で言えば、「己を知り、敵を知れば、百戦危うからず」です。

では、このコミュニケーションスキルはどうやって形成されるのでしょう。

私は、子供のころの読書に端を発するのではないかと思っています。

つまり、読解力の養成です。

本を読んで読解力を養うことが、コミュニケーションスキルの基礎になるのです。

読解力がないのにビジネスの交渉で相手の気持ちを読むことは簡単にはできません。

読解力が不十分で日本語の会話がままならない状況で、外国語のコミュニケーションとなると、ひっくり返ってもできない相談なのです。

スライドの一番下のアトリビュートの多くは、子供の頃からの積み重ねだと思います。そして、コミュニケーションの基礎となるものです。