下の図は、コンサルタント育成のクラスで使用してきたものです。
コンサルタントは、客先での会議をファシリテート(議事進行)する機会があります。
議論を活発にして、色んな意見を出してもらい、次のステップにまとめなければいけません。
意見の対立がありすぎるとありすぎると期待する成果は出てきません(X軸の右側)、
また、意見の対立が全くなくても、これまた、成果は出ないのです(X軸の左側)。
ちょうどよい所で、バランスをとって、成果(Y軸)を最大にしなくてはいけないのです。
あまりにも単純で、当然のことのように思われるかも知れませんが、ビジネスの世界では、これがなかなか出来ていないのです。
議論に欧米人や中国人、つまり非日本人が混じり、英語で会議ともなると、同じ会社の人同士の会議でもこの図の左か右に偏ってしまいます。
また、もう一つの日本人の特徴があります。
これは、自分の意見がないにも関わらず、他人の意見に反対して熱狂的になることです。
つまり、自分の軸(プリンシプル)が曖昧であるにも関わらず、単に一つの意見の反対することによって、それを自分の意見として声高に主張してしまうのです。
コンサルタントのテクニックであるコンフリクト・マネジメントは、親が日常で子どもに接するときにも使えるテクニックだと思います。
子どもとの会話をできるだけ活発にし、子どもに自分の考えを発言させるため、親は優秀なファシリテーターであるべきだと思います。