お出かけスポット紹介 
~日本オリンピック・ミュージアム~

『真面目な内容のブログばかりで、息が詰まりそう』という感想も頂いたので、たまには気軽なテーマで赴くままにブログを書いてみようと思います。これまでも、『角川武蔵野ミュージアム』や『プラネタリウム(多摩六都科学館)』など子供を連れて訪れたスポットを紹介してきましたが、これからも東京周辺を中心にお出かけスポットを紹介したいと思っています。

今回は東京オリンピックを記念して作られた、日本オリンピック・ミュージアムです。

 

目次

山のような迷惑メールのなかから見つけた情報

コロナの影響もあり最近博物館や映画館、催し物などのチケット購入が、ウェブに移行しています。そのたびに会員登録が必要になり、登録したメールアドレスには興味のない様々な広告メールが毎日届きます。そんな山のような迷惑メールですが、時には有益な情報をもたらしてくれます。

東京オリンピック・パラリンピックのチケット抽選と購入のため、JOC(日本オリンピック委員会)の会員登録をしていたので、不定期でJOCからもオリンピック関連のメールが届きます。先日メールをみていると、『ミュージアムでオリンピックを体感しよう!』というタイトルで日本オリンピック・ミュージアムが紹介されていました。

せっかく当選したチケットも無観客により無効となり、新国立競技場もまだ見に行けていない。コロナが落ち着いたら子供を連れて行こうと思っていたので、良い機会だと思い週末に家族で日本オリンピック・ミュージアムに行ってきました。

なんだか広告メールにまんまと乗せられたような気もするが、たくさんの情報から自分がピンとくるものを見つけだしたと考えればいいかと思い直した。

 

入場前にスマフォと格闘させられる年配夫婦

日本オリンピック・ミュージアムがあるのは、新国立競技場や神宮球場、秩父宮ラグビー場のそば。私たちはJR代々木駅から歩いて、新国立競技場を見ながら向かいました。大坂なおみ選手が点火した聖火台をみながら、10分ほどかけて日本オリンピック・ミュージアムに到着しました。

新国立競技場の横に展示された聖火台
オリンピック・ミュージアム前に飾られた五輪マークのオブジェ

日本オリンピック・ミュージアムの前に展示されている五輪マークの前で記念撮影をして受付に向かうと、数名の人たちがスマフォで何かを必死にやっている。その横には、懸命に操作方法を説明する、ミュージアム職員や警備員の方々もいた。

実は感染予防のため入場制限を設け、30分間隔での入場予約をウェブ上で行っているのです。私は事前にホームページを確認し予約していたのですが、知らなかった人も多かったようです。ただ実際には訪問する人は少なく、30分毎に60人という定員数を下回っているのは明らかでした。

予約サイトを見てもゴールデンウィークのどの日程でも、予約可能になっています。予約にはメールアドレスや氏名の入力が求められているので、万一ミュージアム内で新型コロナの感染が発生した場合に連絡を取れるようにとのことなのでしょう。

若い世代はスマフォで簡単に操作して予約を取れるので問題ないのでしょうが、年配のご夫婦で来られていた人は、スマフォで色々な情報を入力するのに四苦八苦されているようでした。連絡先の確保と入場人数の確認が目的であれば、紙に記入する選択肢も設けてあげればいいのにと思いながら、予約したQRコードを読み込んでもらい入場した。

 

子供たち目線でも考えられた展示

ミュージアムの具体的な展示内容は、ホームページに紹介されているので割愛します。

子供にもわかりやすいアニメや丁寧な説明で、オリンピックの起源や歴史、目指していることなどを紹介するビデオがあり、幼稚園児の息子もじっと説明映像を見ていました。どこまで理解したのかはわかりませんが、歴史や背景を知ることの意味を少しでも感じてくれればいいなと思いました。

また超大型のタッチパネル画面で過去のオリンピックの情報を子供でも調べられるようになっていたり、オリンピック選手のすごさをバーチャル体験できるコーナーも設けられていました。ちょうど北京冬季オリンピックの特集がありボブスレーに乗ることもできたりと、小さな子供でも一時間飽きずに楽しむことができました。

鑑賞を開始する2階入り口では、これまでのオリンピックのポスターが出迎えてくれる
2人乗りボブスレーに乗ってみる子どもたち

 

馬術で日本人唯一の金メダリスト バロン西

展示のなかには『オリンピズムストーリー』というコーナーがあり、過去のオリンピック選手やそれを応援する人々の考え方や姿勢にフォーカスを当て、オリンピック精神を理解しようという意図のようです。

そのなかで私が気になったのは、1932年ロサンゼルスオリンピックで金メダルを獲得した西竹一選手です。西選手は軍人で、最後は硫黄島の戦いで亡くなられました。映画『硫黄島からの手紙』では、俳優の伊原剛志さんが西竹一(バロン西)を演じました。

以前知り合いから栗林忠道(映画では渡辺謙さんが演じられた)の話を聞かせてもらったことがきっかけで興味を持ち、栗林さんに関する本を読んだり、改めて映画を見たりした時にも西さんが登場し、何となく気になっていました。

今後オリンピック・ミュージアムは学校の見学先にもなるようなので、先生が西竹一をどのように説明するのかにも興味が湧きました。

西竹一選手の紹介

 

期間限定で北京オリンピックで活躍された選手たちの衣装や道具などを展示したコーナーもあるので、2月にオリンピック観戦で盛り上がった方は、訪れてみてはどうでしょうか。子供も退屈せずに、楽しむことが出来ると思います。

大活躍したカーリング女子(ロコ・ソラーレ)

また新国立競技場では、スタジアムツアーも開催されていました。グラウンドにおりて記念撮影が出来たりもするので、併せて訪れると充実した一日を過ごせるのではないでしょうか。