年末に振り返りの習慣を 
~一年間の重みを取り戻そう~

今年はどんな一年でしたか?

今年も残すところわずかとなりました。年末年始の休みに入り、ほっと一息つかれている方も多いでしょうか。私は家の大掃除や新年を迎える準備など、まだまだやることが山積みです。

皆さんにとって、2021年はどんな一年だったでしょうか?

『時事通信社が選ぶ10大ニュース』を引用して、今年国内で起きた主な出来事を振り返ってみましょう。

【国内1位】 東京五輪・パラ、1年延期で開催
【国内2位】 コロナ長期化、進むワクチン接種
【国内3位】 菅首相1年で退陣、後継は岸田氏
【国内4位】 衆院選で自民絶対安定多数
【国内5位】 熱海市で土石流、死者・不明27人
【国内6位】 眞子さん結婚、NYで新生活
【国内7位】 真鍋淑郎さんにノーベル物理学賞
【国内8位】 将棋の藤井聡太が最年少四冠
【国内9位】 温室ガス、46%削減の新目標
【国内10位】 みずほ銀でシステム障害相次ぐ

時事通信社が選ぶ10大ニュース(2021年)特集

このブログでも東京五輪・パラをテーマに、日本人のリスクに対する考え方などについて書きました。

岸田首相や衆院選についても取り上げ、政府/政治家と国民のあるべき関係性などについて考えました。

温室ガスなど環境については、岡倉天心の考えを引用したり、デジタルとの関係で考えました。

眞子さん関連では皇室問題を切り口に自分にとっての皇室や天皇の意味、そこから日本という国の文化や正統性についても考えさせられました。日本国籍からアメリカ国籍に変更されている真鍋先生のノーベル賞受賞を報道するメディアを見ながら、日本人の定義についても考える機会になりました。

 

世界に目を向けると

同じく『時事通信社が選ぶ10大ニュース』を引用して、2021年に世界で起こったことも振り返ってみましょう。

【海外1位】 新型コロナ、世界の死者500万人超
【海外2位】 米アフガン撤収、タリバン政権発足
【海外3位】 米大統領にバイデン氏就任
【海外4位】 ミャンマーでクーデター
【海外5位】 二刀流大谷、満票でMVP
【海外6位】 国際課税見直しで歴史的合意
【海外7位】 米中、続く緊張関係
【海外8位】 COP26でグラスゴー合意
【海外9位】 独メルケル首相が引退
【海外10位】 ゴルフ・マスターズで松山優勝

時事通信社が選ぶ10大ニュース(2021年)特集

野球の大谷選手、ゴルフの松山選手など、オリンピック以外でも世界で活躍する日本選手が印象に残っている人も多いでしょう。

明るい話題の一方でアフガンやミャンマーなど混乱した現地の状況を映像で見て、国内情勢が安定していること、平和であることの大切さや貴重さを再確認しました。またコロナの状況も、世界では日本と比較にならないほど悲惨な状況に陥りました。

アメリカでバイデン氏が大統領に就任しましたが、米中の緊張関係は続いています。米中対立の最前線は極東(東アジア)であり、その中に日本も含まれていることを我々はきちんと認識しておく必要があるでしょう。

 

自分の一年を振り返ろう

10大ニュースを切り口に日本と世界の視点から2021年を振り返ってきましたが、一番大切なのは自分の一年を振り返ることです。年を重ねる毎に一年に対する時間の感覚が短くなると言われていますが、振り返りを行うことで一年の重みを取り戻すことが出来るのです。

  • 毎日同じようなこと(仕事)を繰り返している
  • 一年前と今で、自分の変化を感じられない

どのように振り返りを行い、この2つの原因を取り除くことができるのか。振り返りの方法は色々とありますが、我々が社内やクライアントに対しても勧めている『KPT』というフレームを紹介します。

Step1. 今年やったことを、1月から順に書き出そう

まずは一年間やったことを、仕事やプライベートに関係なく全て書き出します。私はスケジュール帳で1月からやってきたことを確認しながらノートの上のページに箇条書きで挙げます。挙げながら思い出したこと、感じたことなどもメモします。

2021年は緊急事態宣言が長い間発出されていたので、毎日同じようなことを繰り返していた印象がありましたが、書き出してみると今年も色々なことをやっていたことがわかりました。2021年も充実した一年だったなと思うことが出来ました。

仕事のことはクライアント情報が含まれるので載せられませんが、イメージを挙げておきます。

Step1. 今年やったことの書き出し(イメージ)

 

Step2. KPTのフレームで一年を振り返ろう

やったことを羅列して終わりでは、来年に繋がり辛くもったいないです。やってきたことから、よかったことは続け(Keep)、改善が必要だと感じていること(Problem)は解決しなくては、人生の質は上がりません。

よかったこと(Keep)をより良くするためにどうするか、問題に対してどのように解決を試みるか(Try)を考え、来年の目標や行動計画に繋げましょう。『KPT(Keep, Problem, Try)』というフレームがお勧めです。

KPTのフレームを使った振り返りのサイクル

また参考までに、私のKPTの振り返りの一部も載せておきます。

KPTを使った今年の振り返り

私は振り返りのStep1とStep2が見開きでできる、ibgオリジナルのノートを使っています。

振り返りフレームKPTが書かれているibgノート

 

振り返りを成長に繋げ、よりよい人生に

やってきたことを可視化することにより、一年を使って色々なことに取り組んできたことが自分で認識できるようになります。そしてよかったこと(Keep)を書き出して、自分の成長を実感する。また自分の問題点(Problem)を明らかにして、対応策(Try)を考えて来年の計画に落とすことで来年の成長につなげる。

振り返りを通して自分にとっての一年の意味を高め、大切な人生の一年を積み重ねられるようにしませんか。ibgノートで振り返りをしたいという方は、私までご連絡ください。

今年一年ブログにお付き合い頂き、ありがとうございました。
来年も引き続き、よろしくお願いいたします。
どうぞよいお年をお迎えください。