歴史への向き合い方
 ~客観と主観を行き来する~

日本人にとって歴史が苦手なのは、歴史も「異文化理解の問題」だからでしょう。他者の理解、他国の理解と同じことです。また、死後の世界だって他者であり、宗教観の希薄な今の日本人は死後の世界との対話も苦手です。 歴史は、史実を史 … 続きを読む

個人の自由の前提となるもの
~一人ひとりが倫理観を持つ~

個人を重視すべきか公共を重視すべきかという問題なのですが、日本社会は個人主義を基調としているかどうか怪しいし、自己決定権を基本としているようには思えません。パチンコに行くのも釣りに行くのも自己決定なのですが、、、。 要す … 続きを読む

パラダイムシフトに備えよう
~出発点は個の確立~

遠隔教育コロナで導入加速へ 学校側に課題、7割意向なし時事ドットコム2020年04月06日07時12分 政府は、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、インターネットを使った遠隔教育の導入を加速させる方針だ。3日の未来投資会議 … 続きを読む

連帯するために大切なこととは?
~異例の英女王TV演説から~

新型コロナウイルスによる感染拡大が続く中、イギリスのエリザベス女王が異例のテレビ演説を行い、「私たちが団結し、強い意思を持ち続ければ、打ち勝つことができる」と国民に連帯を呼びかけました。 NHKニュース 『“団結し打ち勝 … 続きを読む

日本人が失ったものとは?
 ~Social Distanceに思うこと~

アメリカ型の国家は人間優位であり物質優位の世界観や人間観を持っています。しかし、アメリカもここ半世紀近く悩み続けています。自由主義が行き過ぎて人は自分勝手に振る舞い民主主義の平等性と個人の自由の折り合いがつかなくなったの … 続きを読む

連帯を生み出そう
 ~反抗的人間~

カミュは『反抗的人間』(1951年)の中で、全体主義への警戒は個々の生に立脚すべきで、生に根差した反抗が連帯を生むと言っています。 われ反抗す、ゆえにわれらあり。 自分の中学から高校にかけてを振り返ると、体制への反抗が学 … 続きを読む

Submissive(服従的)ということ
 ~カズ・ヒロ氏のインタビュー~

第92回アカデミー賞の「メイクアップ・ヘアスタイリング賞」をカズ・ヒロさんが受賞しました。カズ・ヒロさんは昨年に米国の市民権を取得し、現在は日本国籍ではなくアメリカ国籍です。 授賞にあたり日本の記者から「日本での経験が受 … 続きを読む

不条理に慣れてはいけない 
 ~カミュの小説『ペスト』より~

武漢で発生した肺炎の件でカミュの小説『ペスト』を思い出しました。 カミュは不条理が人間を襲う事を書いています。今回の肺炎も不条理です。不条理は絶望的状況とも言えます。肺炎終息のメドはたっていませんが、これまで亡くなった方 … 続きを読む

プロフェッショナルな人材になれるかどうかは心構えにかかっている。

昔の日本は、仕事の中に生き甲斐を見つけるとか、より難しい問題に取り組んだり、一層高いレベルに到達することを目標としていたようなところがありました。 でも、今の日本を見ていると、仕事に対する考え方が少し違うのかなと思ってし … 続きを読む

すべてのビジネスパーソンに知ってほしい成果よりも重要なものとは?

この一カ月の間、現役大学生や大学の先生たちと話をする機会があり、私にとってはとても新鮮で、多くの発見がありました。 世界で求められることは、画一的な訓練の集合体ではなく、合理性をもってスキルを積み上げることです。 それは … 続きを読む

コンフリクトマネジメント

下の図は、コンサルタント育成のクラスで使用してきたものです。 コンサルタントは、客先での会議をファシリテート(議事進行)する機会があります。 議論を活発にして、色んな意見を出してもらい、次のステップにまとめなければいけま … 続きを読む