心が動いた出来事から幸せを考える 
~ミッション・ステートメントは幸せの羅針盤~

『あなたは最近何に幸せを感じましたか?』

いきなり新興宗教の勧誘のように聞こえるので、このままブログを閉じようとしている人がいるかもしれません。そんなあなたも騙されたと思って、最後まで読んでみてください。言えば言うほど、怪しさが増しますが、、、。

 

私が最近感じた幸せ

振返ってみて、最近私が幸せだなと感じた場面を挙げてみます。

  • 久しぶりにクライアント先に出張し、ひざを突き合わせて熱い対話が出来たとき
  • 参加者が集まり考えをぶつけ、皆が『いいね』と共感できた企画案がまとまったとき
  • しばらく連絡が出来ていなかった友人・知人から、年末の挨拶が来て近況を知れたとき
  • 仕事の幅が広がり、新しい人たちとの交流が始まったとき
  • 子供たちの劇の発表会を見て、子供たちの成長を感じたとき
  • 電車好きの息子と鉄道博物館に行き、一緒に電車を運転したり映画を見たとき

些細な事で幸せを感じるなんて、単純でいいなと思われたかもしれません。変異種の脅威があるものの新型コロナウイルスが比較的落ち着いており、人とのリアルな交流が増えていることが、私の幸せ度を高めている要因になっているようです。

 

人生の目的は幸せになること

人はどのような時に、幸せと感じるのでしょうか?私は何かに対して心が動き、ポジティブな気持ちになった時だと思っています。つまり幸せとは本来自分の気持ち(主観)で決めることであり、他者から与えられたり、他者と比較して生まれるものではありません。幸せを感じる基準(幸福観)は、人それぞれ違うのです。

幸せを自分で決められるからこそ、自分の人生を自分で幸せにできる。『自分の人生の主役は自分』ということは、自分で幸せを考え、自分で感じられるように動けということではないでしょうか。他者と比較ばかりしていては、他人の人生を生きることになってしまいます。

幸福に対する考え方については、ブログ『皆さんは幸せですか?~幸福は自分の気持ち次第!?~』も参考にしてください。

 

では、人は何のために生きるのでしょうか?これもとても大切なことです。人生の目的については色々と語られていますが、シンプルに表現すると『人は幸せになるために生きている』ということでしょう。

誰でも自分が幸せになりたいと願っていますし、子供や社員にも幸せになってもらいたい。また会ったことのない異国の人たちに対しても、できれば幸せになって欲しいと思っているはずです。

そこで大切になってくるのが、幸せをどのように定義するかということだと思います。人は意外と自分のことを理解できていないので、自分の幸せの基準(幸福観)を把握できていない人が多いのではないでしょうか。

 

幸福観は行動の指針になる

皆さんは『7つの習慣』という本を読んだことがあるでしょうか?私は会社の研修を受けた際に初めて読みました。身に着けるべき習慣が7つ紹介されており、仕事や私生活にどのような影響があるのかなど具体的に説明されています。

『第二の習慣(終わりを思い描くことから始める)』を学ぶ研修のなかで書いた、ミッション・ステートメントが一番印象に残っています。

ミッション・ステートメントとは、信条あるいは理念を表明したものである。個人のミッション・ステートメントには、どのような人間になりたいのか(人格)、何をしたいのか(貢献、功績)、そしてそれらの土台となる価値観と原則を書く。(中略)
個人のミッション・ステートメントも、(中略)その人にとって揺るぎない基準となる。その人の憲法となり、人生の重要な決断を下すときの基礎となる。変化の渦中にあっても、感情に流されずに日々の生活を営むよりどころとなる。

完訳 7つの習慣

 

若かりし頃に書いた内容で恥ずかしいのですが、当時私が書いたミッション・ステートメントを紹介します。

私が最初に書いたミッション・ステートメント

10年以上経ち仕事や家庭環境が変わった今も変わらない、私の価値観(幸福観)をよく表していると感じています。私が幸せと感じるポイントは、『人(他者)』や『成長』、『達成感』などです。

自分で幸せを感じるポイントを理解しているつもりなので、仕事やプライベートにおいて選択が必要な場面ではこの基準をもとに決断しています。

 

今年を振り返り、幸福観の棚卸をしよう

年の瀬に入り、これから今年一年の振り返りや来年の目標/計画を考える人も多いでしょう。今年一年を振り返る際に『自分の心が動いたこと、幸せに感じたこと』も一緒に書き出して、幸福観の棚卸をしてみませんか。

幸福観と言っても難しく考える必要はなく、素直に自分が幸せと感じるときの共通点や大切にしたいことなどを書いてみるのです。また幸福観を考える際には以下のバランスを意識すると、より本質的な幸せに近づけると思います。

  • 物質的な幸せ と 精神的な幸せ (文明と文化)
  • 自分の幸せ と 社会/公共/他者の幸せ (個と公共)
  • の幸せ と 将来の幸せ

 

私も書いたっきりで更新してこなかったので、これまでを振り返りミッション・ステートメントを更新してみようと思います。

幸福観という『幸せな人生の羅針盤』を手に入れ、自分の人生を過ごしましょう。