教育で悩んでいませんか?

子供の教育における目的は、『子供の幸せ(将来幸せに暮らせるようになる支援)』だと考えます。しかし、子供の成熟度合いや置かれている状況に応じて関与の仕方をどう変えていくのか、そこが難しいのです。

「個と公」

人は失敗から学び成長していくのですから、過保護は成長の機会を奪っています。過保護のもとで幼少期を過ごすと、自分が世界の中心であるような意識が生まれかねません。勉強も大切ですが、集団生活を通して自己(個)と他者(公)のバランスを取り、調和させる力を子供には身に着けて欲しいです。

「文明と文化」

効率よくテストをこなすスキルを習得する詰め込み式の学校教育は、様々なものに触れ自らの興味を広げながら自己を形成する時間を奪い、脳の健全な発達や主体的に生きる力の形成に問題をもたらすと言われています。表面的な知識やスキルを追い求めるだけではなく、学ぶべき対象の背景、発明者と発見者の想い、そうした人たちの関係も含めて探究することで、その知識が自身の価値観の形成やその後の人生に活きてくるはずです。

「対話」

幅広いテーマや色々な人の考えに触れて視野を広げ、自分の好きなことや大切にしたいこと(価値観/自分の考え)を見出す、それが『自立』の第一歩です。自分で考えたことを他者に説明し、相手の考えにもよく耳を傾けながらお互いが共感できる考えに昇華させていく。対話を通じて自己と他者の調和を取ることが『自律』に繋がります。

偏差値偏重の教育から距離を取ろうとしても子供の将来を考えると不安になることもあります。それでも子供にとっての『幸せ』とはどういうことか、しっかり自分の考えを持ち、夫婦間で考えを合わせることが大切です。そしてその考えを子供と共有しながら、子供の将来を一緒に考えることから始めてはどうでしょうか。