努力が報われる社会 
~挑戦には、信頼と自律が必要~

『親ガチャ』という言葉が流行る背景 最近『親ガチャ』という言葉が、気になっています。 「ガチャ」の語源はカプセルに入った玩具がランダムに出てくる「ガチャガチャ」。(中略) 要するに「親ガチャ」というのは、自分の人生は親や … 続きを読む

今の社会には堕落が必要!? 
 ~寝そべり族と坂口安吾~

中国の若者に広がる「寝そべり族」 最近ネットやニュースで、躺平(Tangping)という中国語を目にすることが多くなった。 寝そべるという意味の「躺平」がいま中国で最新の流行語になっている。だらっと寝そべって、何も求めな … 続きを読む

日本のグリーン社会実現に必要なもの 
 ~天心が伝えたかったこと~

日本が考える成長の二本柱:グリーンとデジタル 菅総理は日本経済の成長の原動力に、『グリーン』と『デジタル』を考えています。 2021年1月の菅総理による施政方針演説でも、述べられています。ご興味のある方は、こちら(第二百 … 続きを読む

人生における成功とは?
 ~面授口訣(めんじゅくけつ)に思う~

先日、「目に見えない財産の継承を」というタイトルで、作家・五木寛之さんのインタビュー記事がありました。 『これまで当たり前だった顔と顔を合わせての打ち合わせや会議は敬遠され、インターネットを使った「リモート化」が進む。コ … 続きを読む

資本主義と民主主義の未来
 ~抱える問題を解消できるか~

アメリカ、特にニューヨークはエゴイストの集まりです。それはリベラルな思想を支える個人主義の行き過ぎによるものです。自分さえ良ければいい態度から公共性が急速に蒸発しました。ところが自由を満喫しているうちに自由すぎる環境に疲 … 続きを読む

個人の自由の前提となるもの
~一人ひとりが倫理観を持つ~

個人を重視すべきか公共を重視すべきかという問題なのですが、日本社会は個人主義を基調としているかどうか怪しいし、自己決定権を基本としているようには思えません。パチンコに行くのも釣りに行くのも自己決定なのですが、、、。 要す … 続きを読む

連帯するために大切なこととは?
~異例の英女王TV演説から~

新型コロナウイルスによる感染拡大が続く中、イギリスのエリザベス女王が異例のテレビ演説を行い、「私たちが団結し、強い意思を持ち続ければ、打ち勝つことができる」と国民に連帯を呼びかけました。 NHKニュース 『“団結し打ち勝 … 続きを読む

日本人が失ったものとは?
 ~Social Distanceに思うこと~

アメリカ型の国家は人間優位であり物質優位の世界観や人間観を持っています。しかし、アメリカもここ半世紀近く悩み続けています。自由主義が行き過ぎて人は自分勝手に振る舞い民主主義の平等性と個人の自由の折り合いがつかなくなったの … 続きを読む

Submissive(服従的)ということ
 ~カズ・ヒロ氏のインタビュー~

第92回アカデミー賞の「メイクアップ・ヘアスタイリング賞」をカズ・ヒロさんが受賞しました。カズ・ヒロさんは昨年に米国の市民権を取得し、現在は日本国籍ではなくアメリカ国籍です。 授賞にあたり日本の記者から「日本での経験が受 … 続きを読む

すべてのビジネスパーソンに知ってほしい成果よりも重要なものとは?

この一カ月の間、現役大学生や大学の先生たちと話をする機会があり、私にとってはとても新鮮で、多くの発見がありました。 世界で求められることは、画一的な訓練の集合体ではなく、合理性をもってスキルを積み上げることです。 それは … 続きを読む

コミュニケーションの3つのレベルを知っていますか?

下の図は、コミュニケーションのレベルが高度になると、信頼や協力関係も上がっていくという説明です。 コミュニケーション レベル1 自分の部門の仕事だけが片付けばそれでいい、自分の与えられた仕事だけが完了すれば、それでいいと … 続きを読む

世界史を振り返る
 ~精神の近代化~

政府主導の働き方改革の意見交換が活発になっているようです。 大前提として、世界と日本の歴史の流れ、その中で日本の特異性を頭に入れておいたほうがいいと思いました。 世界史の流れはご存知の通り、ルネッサンス・・・・&#x27 … 続きを読む

文化と文明の関係
 ~福沢諭吉~

反ナショナリズムの人たち、それも政治家である場合、自分の国の伝統や文化をほとんど承知せず勉強もしようとしない傲慢さは非常に危険なことです。 福沢諭吉は140年ほど前に著書『文明論之概略』の中で、「国の独立は目的なり。今の … 続きを読む

文明と文化のギャップ
 ~エドウィン・ライシャワー~

夕べの西新宿1丁目の交差点です。 傘の波に思わずシャッターを切りました。 新宿は311前のいつもの新宿でした。 1980年に入ってから『ライシャワーの日本史』は日本語版が出版されました。 30年ほど前のことです。 ライシ … 続きを読む