本の紹介
不自然な都会を抜け出そう
~隈研吾氏×養老孟司氏の対談①~
最近の趣味はリアル×バーチャルの建築巡り (デジタル化) 東京オリンピックの舞台になった新国立競技場を設計された隈研吾さんが、最近気になっています。ホームページで過去の作品を見ていると、時間を忘れ楽しんでしまいます。また … 続きを読む
人生のパートナーとなる本を見つける
~100分de名著 秋満吉彦氏~
気になる人 秋満吉彦氏 ブログでたびたび引用させていただいている、私の好きな番組『100分de名著』。 この素晴らしい番組を企画しているプロデューサーの秋満吉彦氏に、以前から興味を惹かれていました。その秋満氏が番組企画の … 続きを読む
殻に籠るリスク
~山椒魚(井伏鱒二)~
かわいそうな山椒魚と蛙を覚えていますか? 初夏の水や温度は、岩屋の囚人たちをして鉱物から生物に蘇らせた。そこで二個の生物は、今年の夏いっぱいを次のように口論し続けたのである。(中略)「お前こそ頭がつかえてそこから出ていけ … 続きを読む
群衆心理から抜け出し連帯を目指そう
~群衆心理 ル・ボン~
無自覚で思考停止に陥った人々 最近色々な会社の人から、気になる話を聞くことが増えました。 これらの問題は、カッツモデルで提唱されている『コンセプチュアルスキル(概念化能力)』の欠如が原因の一つでしょう。 能力やスキルは、 … 続きを読む
社員と組織の成長
~平和酒造: 幸福度倍増の低成長モデル~
皆さんは社外で行われる勉強会や交流会などに参加されていますか?私はいくつかの勉強会や交流会に参加していたのですが、新型コロナの影響で中止やオンラインに移行を余儀なくされていました。最近はwithコロナの生活様式も定着して … 続きを読む
日本の特徴を考える②
~中空均衡型(相互調和型)の社会~
日本のトップに集まる批判『リーダーシップの欠如』 新型コロナウイルスへの対応や、ウクライナとロシアの対立で懸念が高まっている外交安全保障への対応などで、日本のトップである総理大臣に対して批判が集まっています。また業績低迷 … 続きを読む
日本の特徴を考える①
~父性原理と母性原理~
自分で自分をコントロールするには 自分で自分をコントロールして、仕事も私生活も円滑に進めたいと思っている人は多いはずです。私も頭では冷静に考えられていても、実際の言動になるとついつい感情に流されてしまい後になって後悔する … 続きを読む
世界最高のチーム作り
~日本にこそ必要な『心理的安全性』~
生産性が高いチームは、心理的安全性が高い 『心理的安全性』という言葉を、聞いたことはありますか? 心理的安全性とは、組織行動学の研究者である米・ハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授が1999年に提唱した言葉です。 … 続きを読む
児童書から学んだこと
~モモ:ミヒャエル・エンデ~
子供の頃、好きだった本 「あなたが子供の頃、好きだった本は何ですか?」 私は子供の頃、あまり本を読む習慣がありませんでした。暗くなるまで外を走り回っているような子供時代だったので、読書感想文のために読むくらいでした。そん … 続きを読む
心が動いた出来事から幸せを考える
~ミッション・ステートメントは幸せの羅針盤~
『あなたは最近何に幸せを感じましたか?』 いきなり新興宗教の勧誘のように聞こえるので、このままブログを閉じようとしている人がいるかもしれません。そんなあなたも騙されたと思って、最後まで読んでみてください。言えば言うほど、 … 続きを読む
日本人はビジョンと戦略が苦手
~トランプ前大統領と日本の共通点~
大学時代に所属していたゼミが運営しているFacebookのグループにて、恩師の村田先生が新書を出されることを知った。大学のゼミや講義でお世話なった時のことを思い出し、懐かしくなり早速購入した。 書籍はアメリカの内政や外交 … 続きを読む
日本のグリーン社会実現に必要なもの
~天心が伝えたかったこと~
日本が考える成長の二本柱:グリーンとデジタル 菅総理は日本経済の成長の原動力に、『グリーン』と『デジタル』を考えています。 2021年1月の菅総理による施政方針演説でも、述べられています。ご興味のある方は、こちら(第二百 … 続きを読む
資本主義と民主主義の未来
~抱える問題を解消できるか~
アメリカ、特にニューヨークはエゴイストの集まりです。それはリベラルな思想を支える個人主義の行き過ぎによるものです。自分さえ良ければいい態度から公共性が急速に蒸発しました。ところが自由を満喫しているうちに自由すぎる環境に疲 … 続きを読む
連帯を生み出そう
~反抗的人間~
カミュは『反抗的人間』(1951年)の中で、全体主義への警戒は個々の生に立脚すべきで、生に根差した反抗が連帯を生むと言っています。 われ反抗す、ゆえにわれらあり。 自分の中学から高校にかけてを振り返ると、体制への反抗が学 … 続きを読む
不条理に慣れてはいけない
~カミュの小説『ペスト』より~
武漢で発生した肺炎の件でカミュの小説『ペスト』を思い出しました。 カミュは不条理が人間を襲う事を書いています。今回の肺炎も不条理です。不条理は絶望的状況とも言えます。肺炎終息のメドはたっていませんが、これまで亡くなった方 … 続きを読む
文化と文明の関係
~福沢諭吉~
反ナショナリズムの人たち、それも政治家である場合、自分の国の伝統や文化をほとんど承知せず勉強もしようとしない傲慢さは非常に危険なことです。 福沢諭吉は140年ほど前に著書『文明論之概略』の中で、「国の独立は目的なり。今の … 続きを読む
文明と文化のギャップ
~エドウィン・ライシャワー~
夕べの西新宿1丁目の交差点です。 傘の波に思わずシャッターを切りました。 新宿は311前のいつもの新宿でした。 1980年に入ってから『ライシャワーの日本史』は日本語版が出版されました。 30年ほど前のことです。 ライシ … 続きを読む